6月26日読売

「どの宗教かに関係なく、日本人は古来から亡くなった命に敬意を抱き、手を合わせて『念じる』ことを大切にして来た(カトリック修道女)「私たちには大自然や災害から学んだ無常観や、日の出や夕日など美しい自然を見て拝むという心情がある。大震災後、こうした思想が自分たちの内にあることに多くの人が気がついたのではないか」という。

山折哲雄さんは東北の震災地を歩き、数々の災害と生きてきた日本人の自然観や死生観に改めて思いをはせたという。「万葉の歌人は、死者に魂の世界があると信じ、鎮魂の歌を残した。だが、魂の行方を信じることのできない現代人の我々は、無数の遺体の前のして戸惑っている。復興には、人、モノ、カネの支援だけではエネルギーは湧いてこない。人間の悲しみ、苦しみを見詰めた本当の鎮魂が必要なのだと思う。

死者に魂の世界があると魂の行方を信じることのできない現代人。この対比に惹かれた

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